前回 のLOWポジションに続いて、今回はMIDDLEポジション(12F=小/11F=薬/10F=中/9F=人)における指の入り方を考察していきます。LOWポジションを基準にして、どう変化するのかをみていきましょう。
6弦12Fを小指で押弦
6弦11Fを薬指で押弦
6弦10Fを中指で押弦
6弦9Fを人指で押弦
小→薬→中→人の順に6弦上を下降した例ですが、以下の点に注目してみましょう。
<LOWポジションとの比較>
① 肘の左右位置はキープしたまま(脇の開閉具合は変化しないまま)、前腕がネックに対し直行する形で進入している。
② ローポジションよりもミドルポジションの方が体幹に近いため、左半身が沈み込むようになっている。
③ ローポジションに比べフレット間隔が狭いため、腕全体をヘッド方向へシフトさせる距離が短い。それに準じて前腕を回外させる量も少なめとなっている。
①②③をまとめると…
「左半身がやや沈み込んだ状態となり、各フレットに対する位置調整量は少なくなる」
ということになります。