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弦移動にともなう押さえ方の調節

  • ハートフルギター教室
  • 2019年12月26日
  • 読了時間: 2分

 前々回前回 の記事では、MP関節を稼働させ、指をスイングさせる点に関して説明してきました。しかし実際の演奏においては、シチュエーションに応じ、第1&第2関節の角度を調整しながらの押弦動作となります。まずは以下の事例をもとに、どのような変化が起こるのか見ていきましょう。

 

1弦を押弦したところ(第1&第2関節は屈曲ぎみ)

6弦を押弦したところ(第1&第2関節は伸展ぎみ)


 両者を比較してみると、第1&第2関節の曲がり具合が異なるのが確認できます。さらに前腕の回転(回内/回外)の割合も、各弦で同じではありません(この点は後日詳しく)しかし、MP関節のコンディションは一定で、中手骨と基節骨が90度前後(掌が2つ折りになる具合が90度前後)をキープしているところがポイントです。これにより、弦やフレットポジションが変化したとしても、常に同じような弾き心地を得ることができます。

 

 もう一点、フィンガリング時に求められるのが「余弦ミュート」です。次の2例は、ともに「人さし指で3弦を押さえた」ところですが、他弦に触るか否かで、第1&第2関節の角度は変わってきます。

① 1&2弦に指腹で触れ、ミュートしながら3弦を押弦したところ。

② 1&2弦に指腹が触れないよう、3弦を押弦したところ。

 単音のメロディを弾く場合などは、①のようにして意図的にミュートを行うことが多いかと思います。逆にコードの一部として、解放弦のサウンドが必要な場合などはオープンにします。このように、同一弦であってもIP関節のコンディションは変わってくるため、その土台としてMP関節の安定したスイングがまず求められるのです。

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